「ロスト・イン・パリ」フランス・コメディー映画の感想
どうも、マーディー(@rym_nz)です。
フランスのコメディー映画の、ロスト・イン・パリを観てきました。
洋題は、邦題と同じで "Lost In Paris"。しかし、フランス語の原題だと、"Paris pieds nus"。直訳で"Paris barefoot(裸足でパリ)"となります。
簡単なあらすじ
カナダの小さな村に住む、主人公のフィオナ。そんな、フィオナのもとにパリに住んでいる、叔母のマーサから手紙が届きます。
「老人ホームに入れられる!助けて!私は、まだ88歳なのに!」
ずっとパリに憧れていた、フィオナはパリに行くことを決意。数十年ぶりの再会に胸を踊らせて、パリに飛びます。
パリに無事に到着して、拙いフランス語を使って、叔母のマーサの自宅のインターホンを鳴らすも、返事はありません。電話を鳴らしても、返事はない。
とりあえずは、街をふらつく。そんな時に、映画の中でしか見たことのない、エッフェル塔を発見。記念写真を撮影しようとしたその時、謝って川に転落。財布にパスポート、何から何まで入ったリュックを無くしてしまいます。
命はとりとめたものの、手元に何もないフィオナは助けを求めに、カナダ大使館へ。リュックも無くし、叔母も見つけられないフィオナをかわいそうに思った職員は、フィオナにあるレストランの商品券を渡します。
ドムは、セーヌ川のほとりに、テントを張って、その日暮らしをしている自由人。ゴミ箱をあさっては食べ物を見つけて、シケモクを拾ってタバコを吸う、そんな生活。
そんなドムは、セーヌ川で、財布の入ったリュックを見つけます。その中には、現金がたくさん。衣服もある。そのお金と一枚のセーターを来て、暮らしているテント近くの船上レストランへ行くことに。
偶然同じレストランで夕食をとっている、フィオナ。そんな、フィオナをダンスに誘うドム。最初は断るものの、強引に踊らせ、良い雰囲気に。
しかし、ドムのお金とセーターが自分のものだと気が付いたフィオナ。追いかけるも、逃げられてしまう。
しかし、フィオナに恋をしたドムはカバンは大使館のもとに返しにくる。そんなドムにつきまとわれながら(助けられながら?)、叔母のマーサの行方を追うも、二日前に亡くなってしまったという事実を知る…
葬式にたどりついたフィオナは、遺影を見て驚く。
「これって本当に、私の叔母のマーサ?」
監督・脚本・製作・主演:ドミニク・アベル、フィオナ・ゴードン
出演:フィオナ・ゴードン、ドミニク・アベル、エマニュエル・リヴァ、ピエール・リシャール、フィリップ・マルツ
上映時間:83分
ネタバレ無し感想
あ〜ほっこり。観終わった後に、そんな感じになる映画でした。
王道のコメディーという感じで、視覚だけで笑えるといった感じの映画。英語+フランス語+英語サブタイトルで観たんですが、正直、言葉がわからなかったとしても、笑えるなという感じ。なので、パリの雰囲気を感じるためにも、日本語字幕で観ないで英語とフランス語で観てほしい。
どのシーンも素敵で、映画を観ているだけで、フランスの街並みを感じることができるし、何より映画を観ているのに絵本を読んだような気持ちになる映画だった。
また、音と動きの連動性?がすごい良く、終始心のはずむ気持ちにもなった。
音と動きの助けもあって、場面ごとはテンポ良く進んでいくんだけど、途中途中の間延びしている感じが、少し疲れたという印象。個人的には、もう少し詰めて、60分くらいでもよかったかなと思う。
この記事を書くにあたって、この映画について調べていたら、主演の2人のドミニク・アベルとフィオナ・ゴードンの2人の共同作品。だけでなく、2人は実際に夫婦で、Abel & Gordonとして2人で活動をしているらしい。
映画内を観ている時に、2人のダンスをしているシーンが妙に印象に残っていたのだけど、2人が実際の夫婦だと知った時は妙に納得してしまった。いくら演技がうまくても、本当に愛し合っている人間には敵わない。